2020/05/07

日本航空株式会社
意識改革推進部 部長

英文学科/1986年

2020/04/09 時点

プロフィール

1986年3月英文学科卒業。同年4月に日本航空入社。大阪で5か月の地上研修(国際線予約)、羽田で3か月の乗務訓練を経て、12月より客室乗務員として勤務。チーフキャビンアテンダント、客室マネジャー、サービスアドバイザーとして機内サービスの品質向上、客室乗務員の人財育成を担当した後、2020年4月より現職。JALフィロソフィ教育など、グループ社員の意識改革に関する教育・研修の企画・運営にあたっている。


メッセージ

客室乗務員になろうと思ったきっかけは、3年生のときに参加した津田塾大学OGによる就職説明会でした。航空業界にそれほど興味があったわけではありませんが、客室乗務員の仕事を通じて多くを学び、人間的にも成長し、自身の人格が形成されたと思っていますので、そのとき説明会に来てくださったOGの方には心から感謝しています。

長い乗務経験の中で世界中の国々を訪れ、多くの人に出会いました。渡航先でチームの仲間と過ごした時間はかけがえのない思い出です。

客室乗務員の仕事は一見華やかに見えるかもしれませんが、「お客さまの命をお守りする仕事」であり、安全に関するミスは許されない、厳しさが伴う仕事でもあります。また、サービス要員としての仕事は非常に奥が深く、自己満足ではない、本当のお客さま満足を追求するとはどういうことか、常に考え行動することが求められます。

このように安全とサービスのプロフェッショナルが集う集団である日本航空の客室乗務員であることに誇りとやりがいを感じ、31年間勤めてきましたが、入社32年目、53歳のときに、新しい業務にチャレンジする機会をいただきました。

現在はJALグループ社員34000人の意識改革を進める責任者として、教育や研修の企画・運営を担当しています。

日本航空は2010年の経営破たん後、京セラから稲盛和夫氏を会長として迎え、全社員がもつべき意識・価値観・考え方として「JALフィロソフィ」を策定しました。破たんから2年半で再上場を果たすことができましたが、私たちは今後もずっと「JALフィロソフィ」を学び、実践し続けなければなりません。

社員の意識改革の責任者という新たなミッションは、私にとって非常に重いものですが、「JALグループ企業理念の実現」という高い目標に向かって、努力を続けていきたいと思っています。

会社リンク先(JALグループ企業理念)

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