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2021/07/16

行政書士事務所 稲門まさおか総合支援
事務長/特定行政書士

国際関係学科/1997年

2021/07/06 時点

プロフィール

国際関係学科1997年3月卒業。複数の会社に勤務した後、2011年に行政書士試験に合格し、夫の経営する行政書士事務所に合流。2013年8月に行政書士登録。現在は行政書士として、主に建設業や産廃などの許認可申請や、外国人の就労系の在留資格申請(いわゆる就労ビザ)などの業務を行っています。


メッセージ

私は、保守的な地域で育ったこともあり、津田に入って一番感じたのは、「自由」ということでした。また、それまでの生活で感じていたもやもやが、ジェンダーや人権や差別といった問題で、それが「学問」として学べることにカルチャーショックを受けました。私自身はあまり真面目な学生ではなかったのですが、今振り返ると授業やレポートやそれ以外でも、とにかく大量の本を読んでいだ記憶があります。その時は大変でしたが、学生生活を通じて、自分の視野は大きく広がりました。

卒業後、大学と関わり始めたのは、行政書士になったことがきっかけでした。人脈を広げたいと思って同窓会に参加し、その後同窓会の理事を経験したり、知り合った士業のOGと一緒に「Tsuda Lawyers’ Cafe/TLC」を立ち上げ、飲み会を開催したりしていました。(飲み会では、初対面でもOG同士だからか、大変盛り上がりました!)
交流を通じて、様々な先輩OGと知り合いましたが、いくつになってもそれぞれの道で、楽しくパワフルに過ごしている姿を見て、私も元気をもらいましたし、年齢を重ねることは怖くないと気づかされた気がします。そのうちに、私にももっとできることがあるのではないかと思い始め、今は新しい分野に挑戦しているところです。

私は20代の頃は転職回数も多かったのですが、行政書士になってからは仕事上のストレスはだいぶ減りました。私は仕事が好きですが体が弱いので、時間の融通がきき自分で考えて自分で決められる今の仕事は合っていたようです。とはいえ、楽なわけではなく、自営ならではの厳しさや別の苦労がありますが。
行政書士の仕事は多岐にわたりますが、特に外国人の方の在留資格申請などでは、申請次第で日本に在留できるかがが左右されるため、かなり神経を使いますし、プレッシャーも大きいです。ただ、いい結果が出たときには、本当に報われる気がします。津田で培った読み書きの力は今の仕事でかなり役に立っています。ただ、英語だけは、大学時代にもっと勉強しておけばよかった!と思っています。

今は混とんとした時代なので不安を感じることもありますが、私は、直感に従って、やりたいと思ったことはこれからもどんどん挑戦して、自分の考えもアップデートしていきたいです。そして、できるだけ長く仕事を続けて、何歳になっても後輩たちに楽しくやっている姿を見せることができたらいいなと思っています。

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