2022/09/13

Saint Mary’s College of California
コミュニケーション学部 教授, Director of Assessment and Educational Effectiveness

英文学科/2005年

2022/08/18 時点

プロフィール

2005年 英文学科卒業。
2007年 カンザス大学コミュニケーション学部修士号取得。
2011年 カンザス大学コミュニケーション学部博士号取得。
2011~2016年 Saint Mary’s College of Californiaコミュニケーション学部助教(Assistant Professor)。
2016年~2021年 Saint Mary’s College of Californiaコミュニケーション学部准教授(Associate Professor)。
2021年〜現在 Saint Mary’s College of Californiaコミュニケーション学部教授(Professor)。


メッセージ

教員としては、異文化コミュニケーションと数量研究を主に教えていました。現在は、管理職の業務を中心に、Director of Assessment and Educational Effectiveness と一般教育課程のカリキュラム委員長を務めています。また、過去には、治験審査委員会(IRB)の委員長、Faculty Developmentのディレクターを務めました。長期的な目標としては、大学全体のカリキュラムの活性化、教員のサポートと育成、学内のdiversityに関わる分野を充実させていくことです。

研究面では、主にIntergroupCommunicationの分野でIdentity,Acculturation,偏見などとCommunicationの関わりについて研究しているほか、近年はジェンダーと母親についての分野の研究も進めています。

仕事をする上で、大事にしていることは、謙虚に努力し、人の話に寄り添うこと。自分に対する批判は客観的に捉え、時間を置いてから返答することです。そして、やり始めたことはやり遂げること。また、国際化していく社会で日本人であることはどういう意味を持つのか、外国人としてアメリカで生きて行くとはどういうことなのか、社会背景と自分のアイデンティティーを常に重ね合わせて、日常生活に取り組むことを大切にしています。

また、女性としての生き方、女性ならではのハードル、女性だからこそできることは、仕事でも私生活でもよく考えるところではあります。「仕事をする女性」ではなく「女性として仕事人」であるとはどういうことかを考える上で、津田で培った多面的見解と努力する精神はかけがえのない原点だと思います。先輩の生き方を通しても、津田に恥じない自分でありたいと思うことが多いです。先輩と後輩をつなぐ一つの小さな接点として、伝統のなかに生きつつも、進化を求め見出す存在になりたいと思います。

津田は自分を成長させることができ、チャレンジの機会がたくさんある場所です。親身な先生方に出会え、自分中心な考えを越え、社会や世界とつながり、志を共感できる友達と出会えるところです。辛い授業こそ、自分を知る絶好のチャンスです。授業内容は忘れても、努力した経験は、遺伝子に刻まれたかのように覚えているものです。努力で形成される人間像、人や社会との関わりを念頭に行動する姿勢、切磋琢磨して常に湧き上がる疑問と共存する生き方を、「津田津田しい」と呼ぶように思います。

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