2021/07/20

国立研究開発法人 理科学研究所
研究支援部人事課 課員

英文学科/2017年

2021/07/01 時点

プロフィール

英文学科2017年3月卒業。グローバルイベントプロデュース会社でExecutive Producerとして2年勤務。IT、医療、人事、財務、マーケティング、ものづくり等あらゆるビジネスサミットを企画、運営。2019年に国立研究開発法人理科学研究所の人事課へ転職し、海外研究員の人事、生活サポート、通訳・翻訳を担当。


メッセージ

最初の就職先では新入社員にも関わらず、なんとexecutive producerの役職が与えられました!初めは「自分には務まらない」と思いましたが、何もかも挑戦心で向かう、津田塾で鍛えられた力がこの時に生かされたと思っています。求められるレベルが高いスタートでしたが、津田塾で得た掛け替えのない経験が自分のものとなり、身の丈以上の仕事ではありましたが、乗り切る事ができました。
もっと人に寄り添う仕事をしたいと思い、現在の人事課に転職しました。主に外国人研究者の生活をサポート及び通訳と翻訳をする業務に携わっています。私は文系なので、なぜ理科関係の職場に、と思われましたが、研究者であっても一人の人間なので、分野は関係のないことだと思っています。

津田塾では「体験」を沢山することを心掛けました。どんな体験であっても、後になって必要な体験だったと思う時が来ると思うのです。私のゼミの先生はネットワークが広く、在学している頃は世界に貢献されている様々な方々に出会う機会をいただきました。その中でも女優の吉永小百合さん、音楽家の坂本龍一さん、また広島原爆を目の当たりにされた方、そして他国で東日本大震災に想いを寄せる詩人—。ゼミの先生を含め、お一人お一人との生き方や考えが自分のものとなり、そこから新たな考え方や生き方が自分の内に生まれ、現在があると思わずにはいられません。私が出会ったこの方々は全員「言葉」の力を信じている人々でした。言葉は本当に美しく、人と人、異文化、異なる世界観を調和へと導く力があると思います。これを確信した私は今、母国(オーストラリア)と日本の文化交流が調和し、そこから新しい文化が生まれることを願い、大使館で働くことを目指しています。でもそのためには、今の職場でまだまだ「体験」しなければならないことがあると感じています。その転職する時が来るまで、学生時代の時もそうだった様に、毎日やってくる「体験」と「出会い」に対し、ひたむきに、できることのすべてをやり尽くして、将来を楽しみにしていたいと思います。

在学生の皆さん、Tsuda spiritに誇りを持っていただきたいです。この大学程「経験」と「出会い」を与えてくださる所はどこにもないと思います。毎日歯を食いしばる程の思いで忙しくしているかもしれませんが、それも未来に訪れる「あの時」のためにあることを信じて、毎日を過ごしてみてください。全ては体験の連なりであると確信しています。Keep smiling!心より応援しています!

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