2020/09/01

株式会社 林原
物流管理部受注課 課長

英文学科/1985年

2020/01/26 時点

プロフィール

1985年3月英文科を卒業し、出身地である岡山の食品・化粧品・医薬品原料製造メーカー、株式会社林原に入社。研究所事務職、役員秘書、国際部での貿易担当等を経て、現在はトレハロースをはじめとする糖質製品の営業部門物流管理部受注課にて課長職を務めています。当社では津田塾大学卒業生の第一号としての入社し(その後後輩は一人入社したのみで現在は退社)、女性として初めての海外出張も経験させていただきました。27歳で社内結婚、31歳で第一子、34歳で第二子を授かり、二度の育児休暇取得のみで一度も転職することなく、昭和~平成~令和を通じ35年間同じ会社に勤めています。


メッセージ

「女性の自立とは具体的にどういうことだと思いますか?」大学入学直後のオリエンテーションでのある女性の先生からの問いかけでした。「経済的に自立することです。」明快で分かり易いその答えは当時18歳の私の心に「自分が働いて稼いだお金で生きていくこと」と心に刻まれ、以来私をinspireし続けてくれています。

結婚した時も子供を授かったときも、会社を辞めるという選択肢はなく、当時施行された育児休業制度や会社のフレックスタイム制度を利用し、また職場の理解や同じ境遇の女性が周りにたくさんいたことや社会の変化・成長とともに、毎日ドタバタでしたが、途切れることなく仕事を継続することができました。

そんな中48歳のとき、突然会社が倒産。主人も退職を余儀なくされ、子供たちは中高生だったため、私が一家の「大黒柱」になってしまいました。私が子供を扶養する立場になるとは・・自分だけの人生を自分の稼ぎで生きていくつもりが、まさかの想定外!でしたが、この時のために私はあの言葉と出会ったんだと、明日はどうなるかわからない不安な日々の中自分がその日やらなければならないことのみ全力でやっていきました。今9年たって子供たちも独立し、会社も自分自身もなんとか落ち着いてきました。

 学生時代「女性学」という学問の存在を知り、当時はウーマンリブという言葉も存在しており(今となっては死語でしょうか)、国内外の女性をとりまく多くの課題についても勉強しました。「経済的に自立すること」は性別に関係なく人間として生きていく上で当然のことですが、特に女性にとって大切なこと、そこを目指せとはっきり道筋を見せていただいたことは私の宝物です。

私は地方の一つの会社でその時々の環境でよい仕事に恵まれてきましたが(倒産という事件はありましたが)、日々は目の前のことを一生懸命やるということに徹してきました。そうしていると評価されることもあり、現在管理職としてとして少し先のことも全体のことも考えていかなければならない立場にもなりましたが、定年まであと数年この会社で自分に与えられた職務を全うし、還暦すぎて初の転職(?)にもチャレンジしたいと思っています。

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