2020/05/07

株式会社コンセント
プロデューサー/ディレクター

国際関係学科/2014年

2020/01/06 時点

プロフィール

2014年学芸学部国際関係学科(多文化国際協力コース・ウェルネスユニット)卒業。新卒で(株)PHP 研究所に入社し、広告・書店営業を経て、編集者に。一般・児童向け書籍の企画編集に携わり、はじめて手がけた翻訳書『ぼくとベルさん』は“児童書業界の直木賞”と称される「第64回青少年読書感想文全国コンクール」に選定され、ベストセラーを記録。その後、紙媒体とウェブ双方を生かした事業領域に関わりたいとの想いから、デジタルエージェンシーを経て、現在は(株)コンセント(デザイン制作会社)のプロデューサー兼ディレクターとして、幅広いプロジェクトの企画編集・進行管理全般を行う。


メッセージ

「あなたの“当たり前”を疑いなさい」。津田塾の先生方の言葉が、いまの私の原点です。在学中、活動的な級友に刺激を受け、世界中を旅したり、ゼミの卒論制作でフィールドワーク内容を発表し合ったりするうちに、さまざまなものの見方を知り、伝える面白さを体感しました。次第に編集という仕事に興味をもち、卒業後は(株)PHP 研究所に入社。児童書局で書店・法人営業を経て、編集者として書籍(和書・洋書)の企画編集に携わりました。担当した初の翻訳読み物『ぼくとベルさん』(フィリップ・ロイ著/櫛田理絵訳)は“児童書業界の直木賞”と称される「第64回青少年読書感想文全国コンクール」(小学校高学年の部)の課題図書に選定いただき、ベストセラーに。ディスレクシア(記号である文字と音を結びつけるのが困難な状態)という学習障害がテーマの1冊で、当時国内ではあまり知られていない目に見えにくいハンディを取り上げた点も評価いただきました。全国の読者からも反響があり、この作品を通して本のもつ力を改めて実感せずにはいられませんでした。翻訳書制作では、現地関係者と直接英語でやり取りする場面もあり、津田塾で学んだ実践的な語学が役立ちました。

その後、転職したデジタルエージェンシーでは出版社媒体のウェブコンテンツの企画編集からメディアの運用・コンサルティング業務全般を担当。紙の書籍とは異なり、読者層や読了率などもデータでわかるため、統計・分析の専門性を高めようとウェブ解析士資格を取得。定量的な結果も参考に、よりよいものづくりに生かす楽しさを知りました。現在は(株)コンセントのプロデューサー兼ディレクターとして、コーポレートコミュニケーション支援をはじめ、クリエイティブ開発の戦略から実行まで幅広く携わっています。クライアントは教育・行政機関や商社・メーカーなど企業から地方自治体まで多岐にわたり、大学案内や社内報、メーカー製品のブック制作、コーポレートサイトの改修案件等において取材・執筆、撮影ディレクションをはじめ制作・進行管理全般を担当。幅広い表現の可能性と向き合い、常に学び続ける姿勢が求められるなか、津田塾での学び方が仕事への向き合い方にもつながっていると感じます。今後も形や手段に捉われすぎず、さまざまな立場の人の伝えたいことを、伝えるべき人に届けるために、より広義での編集の可能性を探り続けていきたいです。

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