- 伝
2024/03/06
松下 朋子
朝日新聞社
総合プロデュース本部ビジネス推進部ボンマルシェ編集部・ディレクター
国際関係学科/2005年
2024/03/06 時点
プロフィール
2005年国際関係学科卒業、朝日新聞社入社。広告局員として児童書を中心に出版界等を担当。デジタル部門では、複数の主要辞書から用語を横断検索する「コトバンク」や、働く女性をテーマにした「ジョブラボ」等のサイトを運営。2014年に第一子出産、育休復帰後は小中学校向け環境教育「地球教室」、がんとの共生を目指す医療イベント「ネクストリボン」などテーマ企画の統括運営を担当。マーケティング部署では、SNSを中心とした紙面の反響調査や企画立案のための調査設計にあたる。2019年に第二子を出産、2023年より女性向けライフスタイル特集「ボンマルシェ」編集長。夫と2人の娘と4人暮らし。趣味は茶道と気のおけない友人とのおしゃべり。
メッセージ
しっかりと勉学に励みつつ、自分の興味のある分野への接点を貪欲に探す。津田塾生にはそんな隠れた情熱家が多いのではないでしょうか。もともとは発展途上国の開発援助に関わりたいと本学を目指した私も、大学時代の意欲的な友人からのご縁でマスコミでのアルバイトや政治家のインターンを経験したことで「人々の生活の質を高める情報産業に関わりたい」と朝日新聞社への入社を決意しました。
入社当時は慣れない会社生活で思うように成果を出せない自分が歯がゆくて、時に悔し涙を流すことも。それでもいつも心がけていたのは、「小さくても一歩を踏み出すこと」。広告主の想いや理念を、新聞という公器を通じてしっかりと伝えたい。その情報はきっと、読者にとっても有益なものになるはず、という想いを忘れずに取り組んできました。自分の関わった紙面や企画へ寄せられる「ありがとう、いつも紙面を楽しみにしています」の一言を励みに一歩一歩進んで、気づけば15年がたちます。
もうひとつ、公私ともに大切にしているのは「学び続けること」。新聞にはあらゆる業界の記事・広告が掲載されます。担当する業界や部署がかわれば、一からその業界の基礎を学び、媒体としてどのようなアウトプットのご提案が最適かを考えます。学生時代に少人数のゼミで課題にしっかりと取り組む姿勢を身につけられたことが、社会人生活でも役立っていると実感しています。2人の娘を育てながらインプットの時間を確保するのは簡単ではありませんが、同じ時期に子育てに取り組む同窓生との情報交換がとても役に立っていますし、相変わらず「真面目に」仕事に子育てに取り組む友人の姿勢に刺激を受けることばかりです。
しばらくは育児と仕事で慌ただしい毎日ですが、これからも自分自身の学びを深めながら、少しでも多くの方が「今日から一歩を踏み出せる」そんなコンテンツを紙面、デジタル、イベント等を通じて伝えていけたらいいなと思っています。