2020/05/07

東京書籍英語編集部
高校英語副編集長

英文学科/2003年

2020/01/07 時点

プロフィール

英文学科在学中はアメリカ文化ゼミを専攻。飯野正子先生(元学長)からは、物事を多角的に見ることの大切さを学ぶ。在学中に、一人旅の楽しさを知り、ミャンマーや東欧などを旅した。「(何かを)知ることは行動するきっかけになる」が座右の銘。2003年に卒業後、東京書籍株式会社に入社。営業局で3年間勤務した後、編集局英語編集部に異動。2008年に第一子、2011年に第二子を出産。現在は、高校生用の検定教科書を担当。


メッセージ

現在、高校生用の英語の教科書を編集しています。中学校の頃、初めて英語を勉強し、「言語」とともに学べる「異文化」がおもしろくて、一番好きな科目になりました。その後、英語をもっと学びたいという理由で、津田塾大学に入学しました。

大学では登山サークルに入り、日本各地の山に登りました。サークルの部員の中には、世界一周旅行にでかけるようなツワモノもいて、その影響で、私自身もバックパッカーで旅をしました。

本屋の「地球の歩き方」の棚で、なんとなく目に留まった「ビルマ」(現ミャンマー連邦共和国)が、バックパッカーデビューする舞台となりました。当時のビルマは、軍事政権下で、欧米資本が入ってくる前でした。民族衣装(ロンジー)を身にまとう人々、熱心な仏教徒と寺院建築に触れました。また、イギリスの植民地だった影響か、英語が堪能な人が多いことに衝撃を受けるなど、まさに未知の世界を体験しました。世界には自分の知らないことがたくさんあることを実感し、「見てみよう、感じてみよう」という一心で、長期休みを利用して世界を旅しました。

2000年には、サラエボを訪れました。コソボ紛争の傷跡が生々しく、銃弾が撃ち込まれたビルなどを目の当たりにしました。美しい山々に囲まれた都市であるはずが、どんよりした空気に包まれていて、いたたまれなくなりました。ニュースではなんとなく耳にしていたものの、実際に見た衝撃は大変なものでした。戦争のない世の中にするためには、世界には多様な文化があること、多様な価値観をもった人々がいること......そういったことを知り、認めることが大切なのではないかと思いました。卒業以来、教科書会社に勤めていますが、日本中の子供たちに、「さまざまなことを知ってもらって、何かを考え、感じ、行動することにつなげてほしい」と、強く願っています。ただ、言語スキルを習得するだけではなく、何かを考え、感じ、行動することにつながる「英語の教科書」を編集したい。そう思いながら、これまでも、そしてこれからもこの仕事を続けていきたいと思っています。

大学生のみなさんには、「知りたい」「やってみたい」という好奇心を大切に、毎日の生活を送ってほしいと思います。

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